
収納に関するまめ知識や“なるほど”情報をお届けします。

家事の目的とは理想の暮らし方、つまり「清潔」で、「シンプル&おしゃれ」で、「心豊かな暮らし」を実現することにあります。そのためには、「スペースに合わせてモノをもつ」という収納の法則が重要です。
言い換えれば、「スペースからはみでるモノはもたない」という技術をみがくことにあります。そして、モノを持つことの基本となるキーワードは「定位置」「定量」「定番」の三つです。
「定位置」とは、すべてのモノの本来あるべき場所を決めておくということです。読み終わった新聞は決まった場所に置く、定期入れやキーホルダーもいつも決まった場所にしまう、飲み終えたカップはすかさず洗っていつもの場所に片づける・・・これだけのことです。
「定量」とは、家にあるそれぞれのモノの量を決めておくことです。
「定番」は、いつも使う(買う)モノを決めておくことで無駄にモノを増やさない、ということです。
暮らしのなかでこの三つをしっかり意識していると、いつの間にかモノが少なくなり、すっきり片づく暮らしが手に入れられるはずです。意識して暮らしているうちに、いつの間にか体で覚えてしまうようです。 この考え方をマスターするために、とても役立つステップとして、冷蔵庫の管理に挑戦してみましょう。

狭いスペースなのに、モノが増えやすい、ムダが生まれやすい、不潔になりやすいということから、冷蔵庫内のモノを管理するのが苦手だという方は女性にも多いようです。
「定位置」「定量」「定番」の考え方を家族で共有するためにも、家族皆で一緒になって冷蔵庫の整理整頓からはじめてみましょう。
冷蔵庫には、家事と収納の要点が詰まっています。家事に必要な最低限の知恵は冷蔵庫から学べる、というわけです。
「スペースの70パーセント収納」が暮らしをすっきりさせるという考え方があります。
冷蔵庫もそうありたいものですが、ほとんどのご家庭の冷蔵庫は、冷蔵する必要のないモノまで詰め込んでいて、隙間がまったくないのが実情です。
では、冷蔵庫の整理整頓に取り掛かりましょう。
まず、電源コードを抜き、扉を開けましょう。中に入っている品物を次々出しては箱に詰めていきます。調味料の小瓶などはコンビニの袋に入れます。冷凍庫にあるものは、最後に出して最初にしまうようにします。
さて、すべて出したら棚板や仕切り板もはずして隅々まで拭き掃除をします。
冷蔵庫の独特のにおいの原因である雑菌を一掃しましょう。野菜室は、どうしても野菜くずが落ちて、染みになっています。 瓶や保存容器のまわりも拭いておきましょう。
意外に気づかないのですが、せっかく冷蔵庫をきれいにしても、中の品物に汚れがついていると、また汚れを元の冷蔵庫に持ち込むことになってしまいます。
全体を拭きあげたら、出した品物をそれぞれの品物の定位置をあらためながら、元々あった場所へしまっていきます。そのときに食べなかったモノ、不要なモノを処分するようにすればいいのです。
また、いつも買う調味料の銘柄や分量、定番の野菜や冷凍食品の種類なども把握できるはずです。
この作業を月に1回、振り出しに戻るという意識で繰り返していけば、おのずと「定位置」「定量」「定番」の維持が楽にできるようになると思います。
2009.05.11