ライフホーム「みみトク通信」

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住まいに充満する「化学物質」

「化学物質」が「シックハウス」をつくる

シックハウスの症状

唇などの粘膜が乾燥する
皮膚に紅斑、じんましん、湿疹が出る
疲れやすい
頭痛がしたり、気道の病気に感染しやすい
息が詰まる感じや気道がぜいぜい音を出す
非特異的な過敏症になる
めまいや吐き気、嘔吐を繰り返す
目(特に眼球の結膜)や鼻の粘膜、喉の粘膜などがチクチクする

シックハウスの症状のイラスト

未だに未解明部分を残す「シックハウス」ではありますが、原因ははっきりしています。それは住宅のあらゆるところ、例えば壁紙の接着剤やフローリングなどの合板の接着に使われている化学物質です。

この化学物質により住人は気分が悪くなり、食欲不振、吐き気、下痢、頭痛といった風邪に似た症状や眩暈、動悸、関節痛、喘息、湿疹などのアレルギー症状、また特有の症状として目がチカチカしたり、痛くて涙が止まらない、鼻血が止まらないといった症状を起こすことがあります。また近年の住宅は気密性が高いため十分な換気が行わないと空気環境が悪くなり、このような症状がさらに悪化する場合もあります。

このように住宅内で発生する化学物質が引き起こす病気のことを 「シックハウス症候群」といい、それがさらに悪化し化学物質に対し今までの1000倍以上も敏感に反応してしまう症状のことを「化学物質過敏症」と呼びます。

一度「化学物質過敏症」にかかってしまうと家の中に限らず外にあるあらゆる化学物質に反応してしまいます。例えば電車に乗ると近くにいる人の香水や整髪料、化粧品に含まれる化学物質に反応してしまうため、公共の乗物に乗れなくなってしまいます。

しかし、もっとやっかいなことは患者はしかり、医者でさえも「シックハウス症候群」に対しての十分な知識がなく、単なる風邪の症状や疲労であると診断することが多いのが現状です。そのため一向に治る気配のない諸症状に対し不安になり、数々の病院に行ってみるがやはり同じような診断がなされ、結局たらい回しにされるだけで、不安がさらに膨らみストレスが溜まり不眠やうつ病などの精神的な症状も訴えるようになります。

あなたは暮らしながら「毒」を飲んでいる!?

住宅には数多くの化学物質が潜んでいます。代表的なものを挙げるとホルムアルデヒド、トルエン、キシレンなどです。

中でもホルムアルデヒドは各メディアでよく取り上げられているように建材に多量に使われます。主に接着剤に含まれていて、壁紙やフローリングなどに多量に使われます。ホルムアルデヒドは水に溶けるとホルマリンになります。ホルマリンは防腐剤にも使われます。ホルムアルデヒドを無意識に吸っているということはホルマリンを飲んでいるといっても過言ではありません。

トルエンは毒劇法が指定する「劇物」で、シンナーの主成分となります。吸引すると酩酊状態になり、幻覚症状を引き起こすほか、脳や骨などを溶かし、依存が進むと精神に異常を来すとされています。トルエン≒シンナーなのでトルエンが発生する家に住むとその間ずっとシンナーを吸っていることになるわけですから、体に外を及ぼすかどうかを考えるのは容易です。

キシレンは油性塗料やニス、シンナー、ワックス等の溶剤として、また印刷用インクや農薬等にも使用されています。つまり、私たちはシンナーや農薬を四六時中吸っているのと代わりありません。

「F☆☆☆☆」「健康住宅」の落とし穴・・・

化学物質は「ホルムアルデヒド」だけじゃない!

厚生労働省が濃度指針を定めた化学物質は全13種類。そのうち印のついた2種類のみに規制がかかっています。

  • ホルムアルデヒド
    主に合板、パーティクルボード、壁紙用接着剤などに用いられる尿素系、メラミン系、フェノール系等の合成樹脂や接着剤、一部の糊等の防腐剤に使用
  • アセトアルデヒド
    主にホルムアルデヒド同様、一部の接着剤、防腐剤等に使用
  • トルエン
    主に内装用等の施工用接着剤、塗料等に使用
  • キシレン
    主に内装用等の施工用接着剤、塗料等に使用
  • エチルベンゼン
    主に内装用等の施工用接着剤、塗料等に使用
  • スチレン
    主にポリスチレン樹脂等を使用した断熱材等に使用
  • パラジクロロベンゼン
    主に衣類の防虫剤、トイレの芳香剤等に使用
  • テトラデカン
    主に灯油、塗料等の溶剤に使用
  • クロルピリホス
    主に防アリ剤に使用
  • フェノブカルブ
    主に防アリ剤に使用
  • ダイアジノン
    主に殺虫剤に使用
  • フタル酸ジ-n-ブチル
    主に塗料、接着剤等の可塑剤に使用
  • フタル酸ジ-2-エチル
    主に塗料、接着剤等の可塑剤に使用

シックハウス対策に有効だとされているF☆☆☆☆(エフ・フォースター)と呼ばれる建材があります。一般的に「フォースター」と言われる製品は塗料や内装材、建材で、ホルムアルデヒドの放散量の性能区分を示す為に新たに表示する義務が定められています。☆☆☆☆(フォースター)はJIS工場で生産されるJIS製品に表示することが義務づけられている、ホルムアルデヒド等級の最上位規格を示すマークです。

しかし、問題は厚生労働省では13種類の人体に影響のある有害物質を公表しているのに対して、国土交通省が規制が必要を定めたのはホルムアルデヒドとクロルピリホスの2種類のみ。F☆☆☆☆でも規制されているのはこの2種類の物質だけです。しかも発散量を規制しているだけであって使用を禁止しているものではありません。

よって近年ではシックハウス対策に対する法律の見直しが必要とされ始め、住まいの主流も「ノンホルム」や「ゼロホルムアルデヒド」などと唱われた自然建材を採用した「健康住宅」になりつつあります。

しかし、そのにも大きな落とし穴が存在します。化学物質は建材や壁紙、フローリングからだけではなく、実は私たちが普段身につける衣類や家具、家電製品など暮らしに必要なあらゆるものから発散されているのです。化学物質ゼロの住まいを建てても、引っ越しをして生活が始まる頃にはやはり住まいが化学物質でいっぱいになってしまうのです。

本当の「健康住宅」とは・・・?

では、どうしたらその問題を回避できるのか?

今まさに注目されているのは「ゼロホルムアルデヒド」であることはもちろん、さらに室内の化学物質を吸収して分解する壁材や建材です。耐震・防犯・省エネの技術に長けているけれど、建材は大量生産の工業製品を扱うハウスメーカーには本当の「健康住宅」はつくれません。

これから家づくりをはじめられる方、または住まいの建て替えやリフォームを考えられている方はぜひ検討してみてください。あなた自身とあなたの家族を本当の意味で守ってくれる「住まい」が本当の「健康住宅」です。

ライフホームでは「家」そのものに家具・家電などから発生する科学物質を吸収分解する機能を持たせた、住んで健康なる本当の健康住宅「清幻響の家」を販売しております。


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